Isolera™ LS

2波長&大量自動分取 フラッシュ自動精製装置

 

  • 150g サンプル自動精製
  • 最大流速 500mL/min
  • リークディテクター機能

最新のオプション機能がリリースされました!

<<Isolera Spektraの新機能>>

– λ-ALL フラクション

– ベースライン補正機能

– 全波長スペクトルスキャン

– TLC ステップグラジエント作成機能

中量スケールのフラッシュ自動精製に必要な機能を搭載した Isolera LS

最新モデルの大量分取フラッシュ自動精製システム

Isolera LS (アイソレラ・エルエス) は、50-500mL/min の幅広くパワフルな流速を利用し、これまでの中-大量スケールのフラッシュ自動精製時間を飛躍的に短縮できます。装置のオペレーションは非常に単純で、利用するメソッドを呼び出し、カラムにサンプルをロードして開始するのみです。2つの分取波長を利用し、2液グラジエントに加え、カラム内結晶を防ぐため、数パーセントの供溶媒をバックグラウンドで流すことも可能です。

幅広く使える流速 50-500 mL/min

最大 500mL/min の高速流により、従来に比べ精製時間を劇的に短縮できます。SNAP 1500 カートリッジ(シリカゲル充填量1.5kg)は最大で150gのサンプルローディングが可能で、Isolera LS で手軽に利用することができます。

図.1 参照)

図.1 親油性サンプル30g の分取クロマト(SNAP1500@500mL/min)

図.1 親油性サンプル30g の分取クロマト(SNAP1500@500mL/min)

1台のシステムでメソッド検討とスケールアップが可能

分取の要であるグラジエントメソッドは、バイオタージが提供するデフォルトメソッド、ユーザ独自で作成するメソッド、またはTLCグラジエントなど、サンプルに併せて選択・作成できます。また、Isolera LS ではミリグラムから最大 150g 程度のサンプルローディングで利用できます。スケールアップの際、小スケールでメソッド検討を実施することで、図.2に示すように、時間と使用溶媒の節約を効率的に実行可能にします。

図.2 非常に親和性の高いサンプル1gを、SNAP50g を用いて流速50mL/min、100%ヘキサンにて分取(左図)。その後、30gの同サンプルをSNAP1500を用いて500mL/minにて全く同一のレシピ条件にて実施。

図.2 非常に親和性の高いサンプル 1gを、SNAP 50g を用いて流速 50mL/min、100%ヘキサンにて分取(左図)。その後、30g の同サンプルを SNAP1500 を用いて 500mL/min にて全く同一のレシピ条件にて実施。

液体サンプルローディング用ポンプ

Isolera LS には、液体サンプルローディング用ポンプが付属されています。これにより比較的大量の溶液サンプルをローディングする際にも、ハンドリングの煩わしさやサンプルをこぼしたりする懸念を払拭できます。

液体サンプルローディング用ポンプ

ドライロードベッセル

サンプルローディングの際、シリカゲルなどの固相支持体にあらかじめ吸着が必要な場合には、500gのシリカゲル容量をもつドライロードベッセル(DLV)が便利です。容器高さは調整可能で、100~500gの量のシリカゲルを必要に応じて蓋の高さを変更して手軽に充填できます。

最大320Lの大型分画量

Isolera LS は、標準で 9.6 L の分画量を備わっています。より大量の分取精製にはファンネルラックを利用することで、最大 320 L まで拡張できます。ファンネルラックキットは、システムおよびコレクト容器を保持するような車輪付きのカートで構成されています。

一つのグラジエントに最大4液利用可能

Isolera LS は、幅広い極性に対応すべく、デュアルバイナリーグラジエントが可能です。一般的なヘキサン/酢酸エチル系から、酢酸エチル/メタノールの系に溶媒のエマルジョンなど起こさずにスムーズに変更可能とし、複雑な系のサンプル精製をより効率的に実施できます。

サンプル溶解性と回収能力を最大限化

精製中にしばしば発生する結晶化は、化合物回収の問題やシステムオーバープレッシャーのトラブルを引き起こします。そこで Isolera LS では、2液グラジエント中に一定量の別の溶媒をバックグラウンドで流し、サンプルの溶解性をキープすることで、この問題を解決します。

SNAP 750 g & 1500g カートリッジ

SNAP 750 g と 1500 g カートリッジは、高いサンプルローティング能力とハイスループット精製と大量分取における優れた精製能力を提供します。(図.3参照)

図.3 SNAP 750 g @ 200mL/min での 80 g クルードサンプル精製

図.3 SNAP 750 g @ 200mL/min での 80 g クルードサンプル精製

システム仕様

精製プロセス シングルカラム精製
送液方法 定量(3mL)HPFC™ ダブルプランジャーポンプ
溶液投入口  4溶媒接続、2液グラジエント(4種いつでも変更可)、2液グラジエントwithアディティブ
流速 50 ~ 500 mL / min
圧力上限 145 psi (10 bar) @ 450mL/min, 100 psi (7 bar) @ 500mL/min
サンプル充填方法 自動送液ポンプ、ドライロードベッセル
UV検出 可変式二重波長(200-400 nm)
フローセル 0.3 mm
分取モード 定量、しきい値、UV傾斜 からの組み合わせ可能
分取容器 試験用チューブ (φmm): 17.5、18、25

ボトル(mL): 120、240、480

システム条件

電力 100 VAC、50/60 Hz
寸法 577mm x 596mm x 497mm (W x D x H)
重量 30-35 kg

認証

認証 CE, cTUVus

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技術情報